この記事は、専業主婦ならワンオペ育児は「当たり前だ」「文句いうなんて甘えだ」と思っている、またはそう言われている人に向けた記事です。
「ワンオペ育児」という言葉をSNSなどでよく見かけるようになってから、
- 専業主婦なら当たり前のことなのに
- わざわざアピールするなよ
といった批判的な意見も目にするようになりました。
私もワンオペ育児に対してつぶやいているうちの1人…
このように思う理由をはじめ、ワンオペ育児に対する意見を紹介するので、双方の勘違いを埋められるお手伝いができたら幸いです。
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ワンオペ育児=大変アピールと勘違いされてる?
冒頭でもお伝えしたとおり、「ワンオペ育児」という言葉を使って大変アピールするなよ!と思っている人がいます。
ネット上では辛辣な意見が意外とありました
- Twitterでワンオペしんどいとか毎日のように見ますが夫を恨むのは間違いだと思う
- そもそも子供ができる前にワンオペになると予想できなかったの?
- 専業主婦ならワンオペ当たり前だろ。誰が稼いできたと思ってるんだ
このように「ワンオペ限界」などと発信している人をみると正直うざいと思っている人が一定数いるのが現実なようです。
しかし、ワンオペ育児側のママからすると「そういうことじゃないんだけど…」と勘違いされていることに違和感を覚えます。
「夫が家にいるのに何もしない」とか、「このままだと働けない」みたいな不満を言える環境がないだけなんです。
私大変でしょ~!って、そんな浅はかなマウントをとりたいわけじゃない
実際にワンオペ育児に限界を迎えて離婚するケースは、データとして子供が0歳~2歳の時期に多いのが現実。
「専業主婦だからといってワンオペ育児が当たり前」と思っている人は、妻が奥底に秘めている悩みを分かっていないかもしれません。
【夫の気持ち】ワンオペ育児じゃないと勘違いしている理由
うざいと感じている人のなかには、「ワンオペ育児させていないのに私ばっかりと文句を言われる」という人もいます。
自分では育児に参加しているつもりなのに…と不満を訴えるケースも
また、そもそもワンオペ育児という考え方に反対している意見もあったので、そのあたりを深ぼってみていきましょう。
理由①:日常の1コマを「育児した」と満足している
ワンオペ育児じゃないと勘違いする原因には、夫が1つの育児をやったことに対して「子育てに参加している」と満足している可能性があります。
子育てのほんの一部分に参加し、「ワンオペ育児ではない」と言ってしまっていませんか?
たとえば、以下のような育児にはたくさんの要素を含んでいます。
- お風呂に入る
パジャマやおむつの準備・お風呂あがりの保湿・着替えさせる・髪の毛を乾かすなど、一緒にお風呂に入ること以外の行程が意外と大変だったりします。ここまでを含めてやってほしい、またはこちら側をやってほしいと思うママが多いでしょう。
- ミルクをあげる
授乳時間の管理・ミルクの調乳・哺乳瓶の消毒など、片付けを含めた行程をおこなっていますか?ママが作ったミルクをあげているだけでは、育児のうちに入らないと感じている可能性が高いです。
- たまの休日に子供と遊びに出かける
休みの日に子供と遊ぶことは負担軽減につながりますが、それを毎日行っているママにとっては育児のほんの一部にすぎません。そのあとのご飯の支度、授乳やおむつ替え、夜泣き対応など、日々休みなくおこなっている大変さを分かっていないと思われているかもしれません。
また、周りの人からの評価の影響でイクメンと勘違いしてしまうことも。
「○○してるパパってイクメンですね~!」といった誉め言葉をもらっていても、じつは育児に疲れているママにとってはそんなに助かっていないことがあるので鵜呑みにしないようにしましょう。
理由②:見えない家事・育児が多いことを知らない
2つ目のワンオペ育児じゃない勘違いとされる原因は、家事や育児の認識の違いです。
夫の気持ちとは裏腹に「見えない家事育児」を妻がやっていることが多い可能性があります。
実際に専業主婦の家事・育児時間を調査しているデータでは、合計で1日9時間~10時間以上!
専業主婦といえど、じつは仕事と同じくらいの時間(しかも毎日)ワンオペでおこなっているかもしれません。
自分がある程度家事もしている!と思っていても、その前後の見えない作業をすべて補ってくれている可能性があることを忘れないようにしましょう。
理由③:昔は専業主婦=ワンオペ育児が当たり前だった
最後は「ワンオペ育児」という言葉自体に勘違いだ!と感じているケースです。
そもそも、「夫が仕事をして妻が専業主婦ならワンオペ育児は当たり前」=「仕事と家事育児を分業している」と考えている方も少なくありません。
古くからいう「夫は外で働き、妻は家庭を守るべき」という考え方ですね
ワンオペ辛いという話を聞いてほしいだけなのに、「俺が何もしてないみたいじゃん」って言われちゃった
実際は「ワンオペ育児」と言いたいわけじゃなくて、そのくらい家事育児が大変なんだってことを共感してほしいだけなのに、その言葉1つで勘違いされてしまうよね
妻から弱音や不満がでてきたときは、「ワンオペ育児とするのは勘違い、当たり前のことでしょ?」という言葉の意味に対して異議をたてず、本来の大変さを汲んでほしいといった気持ちに目を向けられるとよいかもしれません。
【チェックリスト】どこからがワンオペ育児?何が辛い?
実際にワンオペ育児と言われる人はどこからそう思うのか?また、何が辛いのか?といったことを紹介していきます。
1人で家事・育児をしていると感じたらワンオペ育児
結論ワンオペ育児とは、「1日のうちのほとんどの家事・育児を1人でやっている状態」を指します。
どこから…といった概念はありません
【例】
- 食事の準備や掃除・洗濯
- 子供や家族の世話
- 夫が単身赴任している
- 家族や友人からのサポートが得られない
- 自治体等のサポートを活用していない
- 慢性的な睡眠不足など心身の疲労がある
など
ワンオペ育児は、心身に大きな負担があったり孤立感が強かったりする場合も該当するため、「1人でほとんどやらなければいけない」ということにストレスや辛さを感じています。
自分が熱をだしたとき
24時間365日、休みなしで家事育児をしなければいけないワンオペ育児にとって辛いのが、ママ自身が熱をだしたとき!
夫が仕事の場合は、病院や食事の準備・子供の世話はどうしよう…と問題が山積みです
ワンオペの場合、両親や家族のサポートなどを受けられるのが1番ですが、その可能性が低い場合は準備や対策を前もって考えておく必要があるでしょう。
社会とのつながりがない孤独感
出産を機に仕事をやめ、専業主婦になると、社会と断絶されている孤独感というのがワンオペ育児をするママにとって精神的な辛さがあります。
子どもと自分だけの生活が続くと、社会的な孤立感が深まるのが特徴です
子供と毎日一緒に入れる幸福感よりも、「私はこれしかできない」「ちゃんとやれていないかも」といった自己否定の感情や自己肯定感が低下することもあるため、精神的に辛いと感じてしまうことが多い傾向にあります。
ワンオペ育児をラクにさせるヒント
では最後に、専業主婦としてワンオペ育児をラクにさせる工夫をみていきましょう。
ワンオペ育児は当たり前だと思っていた方も、パートナーが心身ともに豊かになれるヒントとしてご覧ください
ワンオペ育児に限界を感じたらまずは夫に相談
まずは「ワンオペ育児に限界」「辛い」という悩みをパートナー(夫)に打ち明けることです。
あくまでも感情的にならず、冷静にじっくり話し合う相談ベースで
夫が十分に頑張ってくれているけれど…といった気持ちを前提に自分の負担を打ち明けることで共感や救いの言葉をもらえる可能性が高くなります。
家事代行サービスや地域サポートを利用する
2つ目はふだん行き届かない掃除や作り置きなどの家事代行サービスや、食材宅配を利用して「時間をお金で解決する方法」です。
とくにワンオペ育児で大変なのが、育児をしながら日々の買い物や献立を考え料理を作ること!
週に1回でも定期利用することで、万が一自分が体調不良になってしまったときも役に立ちます❀
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また、パルシステムといった食材宅配サービスも離乳食や幼児食の種類が豊富なので、冷凍ストックしておくと便利です。
家事の効率をよくするアイテムを取り入れる
日々の掃除や食事の準備を効率化できる便利家電の導入もおすすめです。
こういった便利アイテムを活用することで、自分時間の確保をして普段の育児や家事に余裕をもって過ごせるきっかけにつながるでしょう。
ママの1人時間をもらう
ときには、自分自身を見つめなおしたり、リフレッシュしたりする1人時間をもらう交渉してみましょう。
専業主婦だからといって、全部ワンオペでこなさなければ…という気持ちになる必要はありません
将来仕事をするための勉強時間や、友人とランチする時間など「子どもと離れる時間」を作ることでで、精神的な孤立感や孤独感は一気に減少します。
自分の時間をとおして、心身ともに豊かになれる方法を見つけてみましょう❀
まとめ
ワンオペ育児には、「専業主婦なら当たり前」「辛いというのは甘えだ」「うざい」といった意見もありますが、言葉の意味の捉え方による勘違いやさまざまな理由があることが分かりました。
また、こういった大変な状況や不満をなくすためにも、普段からワンオペ育児がラクになる工夫をしていきましょう。
この記事を通じて、ワンオペ育児をしているママの苦労に共感していただけたら幸いです。
最後まで見て下さりありがとうございました❀