よく泣く妻を見て”うざい”と感じてしまったことはありますか?
妊娠し、嬉しいはずなのになぜか泣いている妻。
自分では気を遣っているはずなのに、突然泣き出したり、時には怒ったりする奥様をみると「情緒不安定なのか?」と不安になりますよね。
でも、「めんどくさい」「うざい」・あるいは「かわいそう」と思っているあなたも、心の中では「何とかしてあげたい…!」と思っているはず。
この記事では、 妊娠中 の妻が泣く理由やその解決方法を私の経験談を含めて紹介していきます。
なんですぐ泣くの…?自分にできることは!?と思っている方は、ぜひ参考にしてもらえると嬉しいです。
つわりだけじゃない!妊娠中の妻が泣く理由
結論からお伝えすると、妊娠中に妻が泣く理由は「体調変化によるメンタル不調」と「妊娠中のストレス」がおもな原因です。
つわりの時も泣いてしまったけど、妊娠後期・臨月あたりが特にやばかった…
それぞれ紹介するので、奥様に当てはまるものがないかチェックしてみてください。
【理由①】つわり・ホルモンバランスなどの体調変化
まず、妊娠すると変わる体調面!
ここからくるメンタル不調で泣く人が多いと思います。
おもな3つの原因を詳しくみていきましょう。
1、ホルモンバランスの変化
1つ目は、妊娠中のホルモンバランスの変化によるものです。
妊娠するとお腹で赤ちゃんを育てるために必要なホルモン「プロゲステロン」が分泌されます。このホルモンバランスの変化によって、妊婦さんはイライラしたり、情緒不安定になりやすいと言われています。
妊娠中に「情緒不安定」になりやすい理由
目には見えませんが、奥さんの体内では赤ちゃんを育てるために必要なホルモンが急増し、体調変化が出やすくなります。
つわりがない人でも情緒不安定になるということ
ちなみに私の場合は、不妊治療&不育症という難病をもちながら3年越しでの妊娠でした。
過去に何度か流産した経験もあり、「ちゃんと育つかな?」という不安がもともと強く、妊娠発覚してからすぐ情緒不安定に。
今となっては体調変化の影響が強かったなと実感してます
妊娠が分かりただただ嬉しい夫と、不安しかない妻。
妊娠初期からお互いの気持ちにはかなりギャップがありました。
2、つわり
2つ目は「つわり」です。
”妊娠に伴う体調不良”や”出産に対する不安”そのものも情緒不安定になりやすい原因の1つ。
妊娠中に「情緒不安定」になりやすい理由
妊娠中に急増するホルモン分泌が原因で、つわりへと影響します。
とはいえ、つわりといっても個人差があり、出る症状はさまざま👇
- ニオイに敏感になる
- 食事の好みが偏る
- 常に吐き気がする
- 嘔吐する
- 食べないと気持ち悪い
- 唾液が異常に分泌されて気持ち悪い
- ずっと二日酔いのような感覚
- お腹がはる・便秘になる
など
こんなことが数ヶ月続いたら誰でも泣きたくなりますよね…(笑)
妊娠初期だけでなく、臨月までずっと悩んでいた友人もいます。
特に、ニオイに敏感・吐き気・便秘などは、妊娠中のおもなホルモンの働きによって影響しやすいようです。
私の場合は、妊娠6週目をすぎたあたりからすぐにつわりが発生。
- ご飯の炊けたニオイが気持ち悪い
- 吐きたいけど吐けない
- 家事をしようと起き上がるもふらつきや目まいがする
- 食事は酸っぱいもの(梅干しなど)しかうけつけない
幸せなマタニティライフを描いていましたが、「妊娠辛い…」と後悔さえ覚えてしまうくらいつわりに悩まされていました。
夫はそんな私を見て、家事を分担してくれるように
でもつわりのせいか、夫の体臭や帰宅後の食事の香りも受け付けられない状態。
真摯に向き合ってくれる夫には言えるはずもなく、我慢&つわり辛い→泣くといったまさにヒステリー女誕生の瞬間です(笑)
ニオイ問題は、つわりが落ち着くとともに解消しました
こんな感じで、つわりの影響で泣く・イライラする方も多いと思います。
3、マタニティ―ブルー
最後の理由は「マタニティブルー」によるもの。
マタニティブルーとは、妊娠中や出産後に起こる不安症のことです。
マタニティブルーとは
ホルモンバランスの変化やつわりの影響で気持ちが不安定になることから、マタニティ―ブルーにつながる人も居るようです。
おもな症状はこちら👇
【メンタル面に起こる不調】
- 気持ちが落ち込む
- 不安感に襲われる
- 急に泣きたくなる
- イライラする
- 感情をコントロールできない
- 出産や育児に対して強い恐怖や不安を感じる
- 何もなくても自己嫌悪してしまう
【自律神経系に起こる不調】
- 不眠
- 過食
- 拒食
- 倦怠感
- 動悸
- 息切れ
- 頭痛
引用元:マタニティブルーの症状
奥様に当てはまる項目はありますか?
私の場合、生まれる1ヶ月前くらいからマタニティブルーの症状が出始めました。
- 出産に対する不安症状
- 寝る前に急に泣きだす
- 何でもない時に気分が落ち込む
- 家にこもりがち
- 動悸がする
こんな症状が出産直前までつづきました。
しかも夫は朝8時前には家をでて、帰ってくるのが23時すぎだったので、不安感と孤独感は増すばかり。
「話を聞いてほしい」「かまってほしい」が裏目にでて怒りに変わったこともあります
そして「うわ~、めんどくさい女だと思われてるんだろうな」と自己嫌悪に陥る日々でした。
【理由②】妊娠中に感じるストレス
もう1つの理由は、妊娠中の環境変化によるストレス。
体型や人間関係・お金のことなどなど…
【おもに感じるストレス】
- 体重増えたし、体型もどんどん変わってく…
- 女として見てもらえてるかな
- 体重増えすぎて赤ちゃんに影響でないか心配
- 肌荒れ・便秘がつらい
- 義両親に気を遣う・うまくいかない
- (上の子がいる場合)産後大丈夫かな?
- 今後の仕事どうしよう
- 1年以内の職場復帰を求められた
- 保育園は入れるかな…
- 退職したけど生活していけるかな
「なんか分からないけど急に涙がでる…」といった体調変化とは別に、このような現状・未来の不安からストレスがかかり泣いてしまうこともあります。
私も、これからのキャリアどうしていこう?といった仕事やお金面の不安がかなりストレスでした
以上のような理由が分かったところで、「どのようにフォローすべきか?」をみていきましょう。
【対策方法】妊娠中に泣く妻にはどうしてあげるのがいいの?
ホルモンバランスの変化やつわり・マタニティブルーなどの体調変化や、環境変化によるストレスで泣く妻に対して、どうするのがよいか?を紹介します。
今から紹介する対策方法が症状の悪化を防ぐといっても過言ではありません!
一般的な解決策や私の経験談をもとにして、旦那さんにしてもらいたい行動や言動を紹介します。
①とにかく悩みや不安を聞く・共感する
とにかく妊娠中は体調変化も激しく不安なことだらけ。
奥さんが内に秘めている悩みや不安は沢山あります。
妊娠しているのは妻だけど育児していくのは夫婦2人
妊娠中も他人事と思わずに、とにかく「話を聞く時間」を心がけて作ってみて下さい。
【具体例】
- 健診日に一緒に行けない日は気にかける
- 体調を気遣う
- 泣いているときは話を聞く
奥様は、「話したいけど仕事で疲れてるだろうし…」と、気を遣っているかもしれません。
「はじめてだから色々不安だよね」「つわりって辛いんだよね。頑張ってくれてありがとね」など、共感の言葉をもらうだけでもかなり支えになります。
泣いてることを問いたださず、ただ話を聞く・共感する言葉がけを意識してみるといいかもしれません。
②妊娠・育児雑誌を読む
妊娠や出産・育児の知識は、マタニティ雑誌・育児雑誌から情報を得ることをおすすめします。
疑問や悩みなど、知りたい情報がすべて載っているからです
「出産を楽しみにしてくれてるんだな」
「一緒に育児を学ぼうとしてくれてる」
と奥さんも絶対に喜んでくれるはず。
いま妊娠中であれば、無料でもらえる「ゼクシィBaby」という雑誌があります。
出典:妊娠・出産・育児の情報サイト | ゼクシィBabyネットから必要事項を入力するだけで、
- 妊婦のための本
- 赤ちゃんが生まれたら読む本
こちらの2種類がプレゼントされますよ♪
送料や会費なども一切かかりません。
プレパパ向けのコンテンツも豊富なので、妊娠期に合わせた情報を知ることができます。
私は本屋でも色んな雑誌を買いましたが、正直この雑誌だけで十分でした!
まだ読んだことない方は、ぜひ取り寄せてみてくださいね👇
>>妊娠・出産・育児の情報サイト | ゼクシィBabyゼクシィベビーについて詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください👇
③気分転換の散歩に連れ出す
出産前になると「陣痛きたらどうしよう」と家にこもりがちに。
安静にすることは大事ですが、逆に不安な気持ちを大きくしてしまい、マタニティブルーの症状が重くなることもあります。
私も臨月の時は、運動不足の解消や赤ちゃんの生まれる準備として散歩を推奨されましたが、「散歩中に陣痛きたら怖い…」となり、ためらってしまいました。
そんなとき、旦那が夜に一緒に散歩に連れ出してくれたことがあり、それが今でも思い出です
「気分転換に散歩しない?」と体調のいいときにぜひ誘ってみてください。
奥さんから不安や悩みを聞き出すチャンスかもしれません。
④記念日やランチを楽しむ
- 記念日はいいところでディナー
- 週末は気分転換にランチ
これは出産前にとことん夫婦で満喫することをおすすめします。
なぜなら赤ちゃんが生まれてからしばらくは、フードコート・回転寿司・ファミレスしか行けない状態なので…
これが産後の現実!笑
行こうと思えばおしゃれなカフェだって豪華ディナーだって行くことはできます!
でも結局、子供が多くてギャーギャー泣いても大丈夫な場所を選んでしまうんです。圧倒的に楽なんです。笑
なので今しか楽しめない旅行や食事など夫婦で共有する貴重な時間として企画してあげて下さい♪
⑤両親学級やマタニティイベントに参加する
自治体で行われている両親学級では、赤ちゃんとの過ごし方や沐浴のやり方などを体験できます。
「一緒に来てほしいけど仕事だろうな」と、気を遣っているかもしれません
ぜひ自分から参加の意思を伝えてみるのがおすすめです。
また、大きなホールなどで行われるマタニティイベントでは育児用品のサンプルがもらえたり、旦那さんの妊婦体験ができたりもするので意外と楽しめますよ♪
妊娠中にもらえるサンプルや無料プレゼントはこちらの記事も参考にしてみて下さい👇
⑥【重要】細かい家事を積極的に!
お腹が大きくなるにつれて妊娠中の妻には負担になることが増えてきます。
特に腹圧がかかるような家事はお腹がはってしまうので、旦那さんに率先してもらえたらとても助かります…!
- 重い荷物をもつ
- 下に落ちたものを拾ってあげる
- 洗濯物や布団を干す
- ゴミ捨てをする
小さな気遣いがほんとにありがたいくらい不自由な体になります
ご飯も作ってあげたいけど料理は苦手・・という方も安心してください。
「毎日ありがとう」
「今日は外で食べてこようか?」
「俺が買ってくるよ」
こんな一言だけでも嬉しいものです。
ぜひ細かい家事や声かけは実践してみて下さい!
妊婦になった妻にかけてはいけない言葉
最後に、妊娠中の妻には絶対に控えてほしい言動・行動はこちら👇
【NGな言動】
- どうすればいいの?
- つわりってそんなしんどいの?
- そんなことで泣くなよ
- なんでそんなに怒るの?
- 寝てばっかりじゃなくて少しは動いたら?
- 赤ちゃん男(女)がよかった
- 立ち合い出産はしたくない
- 家にいるなら家事できたよね?
- なんでご飯できてないの?
【NGな行動】
- 妊娠前と変わらない飲み会の頻度
- 家での喫煙
- つわり期にニオイのきつい食事
- 話す時間があるのにスマホばかりいじる
- 育児用品選びを全て妻に任せる
これらは全て妊娠という事実が他人事になっている状態。
理由なく不安症状が訪れて泣いていることもあるため、このような発言や行動はグッと抑えましょう。
妊娠中の妻を笑顔に!旦那さんのフォローが必要不可欠
妊娠中の妻が泣いたり怒ったり情緒不安定なのは、ホルモンバランスやつわりなどの体調変化や妊娠中のストレスがおもな原因です。
【体調変化】
- ホルモンバランスの変化
- つわり
- マタニティ―ブルー
【ストレス】
- 体型の変化
- 人間関係
- 未来への不安(仕事・お金)
これを解消するには旦那さんのフォローが必要不可欠!
最後にもう一度やってほしい6つのことをまとめておきます👇
- 悩みや不安を聞いてあげる・共感する
- 妊娠・育児雑誌を読む
- 散歩に連れ出す
- 記念日やランチを楽しむ
- 両親学級やマタニティ―イベントに参加する
- 細かい家事を積極的に行う
まずは、奥さんの体調変化を知るために無料雑誌をフル活用しましょう!
最後まで見て下さり
ありがとうございました。