子どもが 仕上げ磨き を嫌がる…どうすればいい?
仕上げ磨き を嫌がられて毎日大変…!
イヤイヤ期なのか急に嫌がるようになった
虫歯にならないために、親の仕上げ磨きはとても大切!
しかし「子供が歯磨きを嫌がって大変…」というお悩みは、どのご家庭でも1度はあると思います。
イヤイヤ期をはじめ、小学生になっても続くことがありますよね
この記事では、年齢別に分けて仕上げ磨きを嫌がるときの対策方法をママ歯科衛生士が解説します!
- 仕上げ磨きの基本ポイント
- 【年齢別】仕上げ磨きを嫌がる→歯磨きスキに変える対策
- 押さえつけてもいいの?
- 何歳までやるべき?
などなど、仕上げ磨きについて詳しく紹介していきますね♪
仕上げ磨きをする際のおすすめ対策グッズも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください
はじめにおさえたい!仕上げ磨きの基本ポイント
そもそも仕上げ磨きを嫌がるのには子供にも理由があるはず!
なので、その原因とともに仕上げ磨きの3つの基本ポイントをおさえておきましょう。
ポイント①:歯磨きするときに痛みを感じさせない配慮をする
仕上げ歯磨きを嫌がる代表的な理由は「痛み」!
- 歯ブラシが歯茎に当たって痛い
- 歯ブラシ圧が強すぎる
- 苦しくてオェっとなってしまう
このような経験から、歯磨きを「痛い」「怖い」と感じて嫌がるお子様は多くいます。
具体的には以下のポイントに配慮して仕上げ磨きしてあげましょう👇
- 子どもの対象年齢に合った歯ブラシを使う
- 歯ブラシを鉛筆持ち(ペングリップ)で磨く
- 唇を指で押さえて歯ブラシが当たらないようにする
まずは、子供専用の歯ブラシを使うこと!
毛質の硬さやヘッドの大きさは年齢によって異なります
そして、持ち方はペングリップで仕上げ磨きを行うようにしましょう。
余計な力が入りづらいので、ついゴシゴシ磨いてしまう…という方におすすめです
最後に注意してほしいのが、唇の内側についている「小帯」。
ここを歯磨きのときに巻き込みがち…!
嫌がる原因になりやすいので、必ず指でガードしながら磨くようにしましょう。
ポイント②:磨く順番を決めて短時間で終わらせる
キレイに磨きたい思いから、つい時間をかけて磨いてしまうことってありますよね。
じつは「長い→集中力がきれる」といった理由で歯磨きを嫌がることも…!
なるべく短時間で磨くために、磨く順番を決めておきましょう!
規則性を持たせることで「もうすぐ終わる」というのが子供も分かるようになり、我慢できるようになってきます。
おすすめなのは、磨きづらい「歯の裏側」や「奥歯の溝」を先に磨くこと!
「口を開けていないと磨けない所」を先に終わられば、あとは口を開けなくても磨けるので、効率よく終わらせられるかもしれません。
ポイント③:歯磨きのタイミングに気をつける
- 眠いから寝たい
- おもちゃで遊んでいる
- テレビを見ている
このように「歯磨き以外にしたいことがある」という理由で嫌がることも少なくありません。
食後すぐなど、ご機嫌なタイミングを見計らって仕上げ磨きを行うようにするとスムーズにできるかもしれませんよ♪
ここまでが仕上げ磨きの基本!
ここからは、さらに「歯磨き楽しい!好き!」となるような対策を紹介していきます。
【年齢別】仕上げ磨きを嫌がる→歯磨き好きに変える対策
ではさっそく子どもの年齢に合わせた対策方法を紹介していきます!
子どものモチベーションが上がるおすすめグッズも紹介していきますね♪
0歳~2歳の仕上げ磨き対策
0歳~2歳頃は、前歯上下8本が生えそろう時期!
ここで歯磨きの楽しさを習慣づけるのが大切です
「口に何でも入れて確かめたい時期」でもあるので、まずは歯ブラシを持ちたがる場合は子供の気持ちを尊重して持たせてあげましょう。
対策①:乳児専用の歯ブラシを使う
1つ目は、子供が自分で持っても安心設計の歯ブラシを選んでおくのがポイントです。
抱っこしたり寝かしたりして仕上げ磨きすると思いますが、「自分でやりたい!」となったときに以下のような歯ブラシがあると安心です👇
- にぎりやすい太めのグリップ
- 喉付き防止プレートがあるもの
- 毛先がやわらかめの歯ブラシ
なかでもおすすめなのは、リングタイプの歯ブラシ!
※引用元:Ci
5ヶ月~3歳頃まで使える可愛い歯ブラシです♪
喉付き防止の短い設計で握りやすいので、親子で使いやすい歯ブラシになっています。
対策②:歯磨き用のガーゼやシートを使う
「歯ブラシ自体を嫌がる!」という方には、赤ちゃん用のガーゼや専用シートで歯磨きする方法もおすすめです。
授乳後・食後・寝る前などササっと拭き取れるので便利!
前歯だけなので、しっかりふき取りできるガーゼシートで歯茎の根本から磨いてあげましょう。
滅菌タイプの個包装のシートがあると安心してお手入れできます👇
「歯磨きは気持ちいい」「毎日やるもの」と習慣づける時期なので、まずはガーゼで慣らしていくのも対策の1つです♪
2歳以降の仕上げ磨き対策
2歳以降は奥歯が生えたり、永久歯に生え変わったりするため、しっかりと仕上げ磨きする必要があります…!
嫌がるときの対策方法は、以下のとおり👇
おすすめの対策グッズも一緒に、5つの方法を詳しく紹介します。
対策①:キャラクター歯ブラシや好きな味の歯みがき粉を使う
好きなキャラクターの歯ブラシや好きな味の歯みがき粉は、お子様が歯磨きを楽しむきっかけに!
そのために、まずは子どもに選ばせることもおすすめです
なかでも「スケーター」というメーカーの歯ブラシは、豊富なキャラクター種類があっておすすめですよ♪
年齢別のおすすめ歯ブラシを詳しく見たい方はこちらもご覧ください👇
また、歯磨き粉が苦手なお子様にはジェルタイプの歯みがき粉がおすすめ!
泡立ちがなく、ペーストのような「もったり感」がないので歯磨きしやすい!
歯医者でも人気の定番ジェル歯磨き粉はこちら👇
我が家では2種類用意して「今日はどっちの歯みがき粉にする~?」と、歯磨きへの興味をひかせています♪
その他、お子様向けのおすすめ歯磨き粉を知りたい方はこちらの記事をチェックしてみてください。
対策②:電動歯ブラシで歯磨きの楽しさを伝える
振動で汚れをはじいてくれる電動歯ブラシは、仕上げ磨きをサポートするだけでなく、子供も楽しめる!
いまいちモチベーションが上がらないお子様におすすめです!
実際に子供向け電動歯ブラシは、低年齢児から使える商品や、小学生向けのアプリ搭載の電動歯ブラシまでさまざまあります♪
「自分からすすんで歯磨きしてほしい」という方は、楽しむアイテムの1つとして電動歯ブラシを使ってみるのも有効です。
対策③:使いやすい歯ブラシやフロスを選んで時短する
「仕上げ磨きに時間がかかって、子供の集中力が続かない…」
このようなことが原因で歯磨きを嫌がる場合は、使いやすい歯ブラシやフロスを使うのがおすすめです。
仕上げ磨き専用の歯ブラシや手に持つタイプの糸ようじが使いやすい!
仕上げ磨き専用の歯ブラシは、長くて持ちやすく、歯茎を傷めずらい優しい加工になっているので、子供の歯ブラシよりもスムーズに操作しやすいのが特徴👇
歯ブラシを噛んでしまう…という場合も分けておくと便利ですよ♪
※歯ブラシを噛む癖の対処法についてはこちらの記事
手に持つタイプ糸ようじは、歯科専売品を使うと汚れをかきだしやすく、奥歯も挿入しやすいですよ♪
対策④:歯磨き絵本を取り入れる
「歯磨きは毎日必要」と動機付けできる絵本は、たくさん販売されています!
嫌がる対策として、絵本の読み聞かせは効果的です♪
【はみがきれっしゃ】
「ぼく はみがき だいきらい」
まさに歯磨きイヤイヤの男の子の言葉から始まり、「はみがきれっしゃ」が登場してきれいにしていく…というストーリー。
「はみがきれっしゃする~!」とすすんで歯磨きできるようになるお子様が多い人気の動機付け絵本です♪
歯磨きへの興味や理解を深める「歯磨き絵本」が1冊あると役に立つかもしれません…!
仕上げ磨き対策に、お子様とお気に入りの1冊を見つけてみてくださいね♪
対策⑤:歯磨き後のご褒美をあげて虫歯予防
- トイレができたらシールを貼る
のように
- 歯磨きできたらキシリトールのおやつを食べられる
という感じで、歯磨き後に食べられる「おやつ」のご褒美作戦はおすすめ♪
キシリトールとは、虫歯の原因になる砂糖に代わる甘味料。
- 虫歯の発生と進行を防ぐ
- 歯を固く丈夫にする
- 歯垢がつきにくくなる
といった虫歯予防の効果があります✨
「歯磨き後におやつを食べていい」と子供が勘違いしてしまわないように
- 歯磨きを頑張ったご褒美
- 虫歯予防をするもの
と説明した上でたべさせましょう。
我が家ではコスパのいいこちらのタブレットを利用しています。👇
虫歯予防のアイテムなので「歯磨き後に食べる」のがおすすめ
じつは砂糖不使用のキシリトール商品には、グミやチョコなど、タブレット以外にもさまざまな商品があります!
おすすめ品はこちらの記事にまとめているので、ぜひ歯磨きイヤイヤ対策に活用してみてくださいね♪
◆「歯のお悩み相談」受付中!
お子さまをはじめ、パパママ自身も歯のことで悩んでいませんか?
- 親知らずって抜いたほうがいいの?
- 子供の歯並びが心配…
- ○○の症状って虫歯?
など、さまざまなお悩み相談を受け付けています。
気になる方はぜひ詳細をチェックしてみてくださいね❀
仕上げ磨きの時は押さえつけても大丈夫?
「動いて危ないから押さえたい」というときはありませんか?
結論、子供の腕に足をのせて固定しながら行う仕上げ磨きの方法もありますが、大泣きするほど無理な押さえつけはおすすめしません。
恐怖心からさらに嫌がる可能性も…
前項で紹介した対策方法を実践しながら、
- (赤ちゃんは)抱っこで磨く
- 座らせて磨く
- 膝の上に寝てもらって磨く
など、無理のない方法で仕上げ磨きを行いましょう♪
仕上げ磨きは何歳までやる?
じつは、仕上げ磨きをやめるタイミングは、子供の達成度によって異なります!
歯科医院では、最低でも小学生低学年(9歳)までを推奨しているところが多いです
仕上げ磨きで大切にするポイントは年齢によっても変わってくるので、詳しいコツを知りたい方はぜひこちらもチェックしてみてくださいね👇
仕上げ磨き を嫌がる理由にあった対策グッズを活用して歯磨き好きに変えよう
仕上げ磨きは基本のポイントをおさえつつ、まずは嫌がる理由を見つけてみましょう!
- 磨き方が強い?
- 歯磨き粉が辛い?
- 時間かかりすぎ?
など、根本の原因を解消できると徐々に嫌がらなくなるかもしれません。
そして仕上げ磨きをスムーズにするために以下のような対策も実践してみてくださいね♪
【0歳~2歳頃】
育児書通りにできなくても全く気にする必要はありません。
絶対に1人で磨けるようになる日がきます!
「あの時は大変だったけどいい思い出」となる日まで前向きにトライしてみてください✨
最後まで見て下さりありがとうございました🌸